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三・ニ六管制塔元被告団 二十七年前の管制塔占拠闘争に対する損害賠償請求は、今年七月時効を迎えようとしていた。 その直前の四月、突然一億三百万円の強制執行を始めた法務省・国土交通省殿、あなた方が、給与の四分の一や全てを満額に達するまで納め続けよとした全額がここにある。 これは、お金ではない。 これは、十六人の私達被告を今度こそ本当に人民の懐に奪い返そうという、全国の人々の暖かい思いの涙の結晶であり、正義と道義を愛する熱い魂である。これは、私たち十六人の管制塔被告の生存を奪い去ろうとしたあなた方の仕打ちに対する、人々の憤怒であり、一億三百万の怒りの炎である。 あなた方は、失敗した。 国の非道を正すために戦った私達は、万余の人々によって守られ、壊されることのない勇気と信頼、人々との繋がりは以前にも増して深かまった。 それだけではない。 職場を奪い、家庭を破壊し、生存を脅して私達被告を苦難に陥れようと十年間も密かに準備し、時効直前に強制執行の暴挙に出たあなた方の策略は、全国の人々の心に、怒りの炎を燃え立たせ、憤激は大河となった。。普通に生活している私達の同僚、友人達を、みんな敵にまわしてしまった。二十数年連絡もしないでいた人たちが、深いところで繋がっていることをみんなが知った。離れ離れになっていた被告が一つになった。被告団は十数年ぶりに団結した。 感動的な再会があった。 胸の熱くなるメッセージが寄せられた。生活を削って多額のカンパが津波のように寄せられた。少ない年金の中からの基金も頂いた。それは四ヶ月で一億円をはるかに突破した。お国に逆らった者に対する見せしめにしようとする狙いは覆された。 献身的に戦うものは必ず救われる。 一億円の基金を四ヶ月で集めるといういまだかってない事業が、全国の驚くほどの人々の熱い協力によって見事に成し遂げられた。三里塚闘争の三十七年は、この国の民主主義の問題において、農業問題において、地球環境の問題において、多くの原則的な事柄を、全国の人々にさらにはフランスのラルザックなどを通して全世界の人々に提起し続けてきた。今ここに、不合理と戦うものは必ず救われる、必ず報いられるという原則がそこに付け加えられた。 見事に実現されたこの原則と約束は、今後のあらゆる戦いの場で貴重な財産となり、大きな力となって、権力の不条理に立ちはだかるであろう。三里塚で、畑を耕し、家畜を育て、大地に根をはるようにして暮らしている数戸の農家の屋根を擦るようにしてジャンボ機を飛ばそうとしている非人間的な仕打を許さない巨大な石垣となるであろう。 さあ、国の非道を許さぬ人々の真実と正義を愛する心の結晶を受け取れ。 私たちを深く包み、解放してくれた全国の人々の熱い心を受け取れ。 我々一六人の被告は、全国の人々に涙ながらの感謝の気持ちを表明しながら、限りない怒りをもって一億三百万の熱い魂を、あなた方、法務省と国土交通省に叩きつける。 2005年11月11日 |
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